開業時の資金調達について
飲食店を開業しようと思った際に、大きな課題が
「資金調達」
です。
開業時に必要な資金にはいくつもあります。
借り店舗であれば、保証金・礼金・仲介手数料・賃料など。
ちなみに、保証金は毎月賃料の10か月分くらいかかる場合もよくあります。
そして、
内装工事費用。
居抜き物件を店舗として利用するケースが多いですが、前の入居店が全く同じ業態でない場合がありますので、内装工事費用はかなり掛かってしまいます。
次に、店舗設備。
空調設備や調理設備など。
他には、
アルバイトや社員の方を採用するのであれば、人件費や社会保険料。
開業時の販促費用。
その他にも色々とお金がかかります。
今までは従業員として働いているうちから独立を考えて、日頃からお金がどれくらい必要になるのかを試算したとしても、実際に経営者としてお金を工面しなければならない立場になると、その大変さが分かります。
「いつかは自分の店を持って、お客さんに美味しい料理を味わってもらって、経営を軌道に乗せたい」
実際に始めてみると、いくつもの壁が立ちはだかります。
でも、その壁をクリアすると、成功の確率が高まります。
そのためにも、開業資金を過不足なく調達する事は絶対に欠かせません。
ところで、開業資金といっても、どのような形で調達するのかというと、大きく分けて二つあります。
自分が用意する資金と金融機関等の第3者から用意してもらう資金です。
必要な資金調達額が決まったら、自分が用意しなければならない資金と、金融機関等から調達しなければならない資金がどれくらい必要なのかを算出しましょう。
それから、この自己資金とその他の資金の調達については、他にも決めなければならない事があります。
それは、また次回ご紹介します。
ところで、既に飲食店の開業を準備されている方や既に飲食店を開業した後に、お金や経理・税金の面でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽に弊所までお問い合わせ下さい。
お客様と一緒に目の前の課題に真剣に取り組みます。